いつまでも若さを保ち美しい体を維持するために、アラサー、アラフォー、アラフィフの女性が重点を置くべき筋肉は何でしょうか?
女性は年齢によってホルモン分泌量や作用が異なるため、体は常に変化し続けています。
特に年齢が“7の倍数”になると、心身に大きな変化が起こるとされており、その変化に驚く人も少なくありません。
今回は、女性の年齢ごとの体の変化について詳しく解説します。
アラサー、アラフォー、アラフィフそれぞれが意識すべき筋肉とその効果についてご紹介いたします。
若々しさを保ち、健康的に元気に過ごしたい方は、ぜひご覧ください!
女性が感じる体の変化とは、主に女性ホルモンの分泌量と作用が年齢によって変わることが最大の理由です。
特に、東洋医学では“7の倍数”の年齢で大きな変化が訪れると言われています。まずは、女性が感じる体の変化とそのタイミングについて見ていきましょう。
女性の多くは、9~11歳ごろに思春期を迎え、大人の体に変化していきます。
初潮を迎える14歳ごろからは、体の内側からの変化も始まりますが、まだ生理周期やホルモン分泌は安定していません。
21~28歳(20代)
この時期はホルモン分泌量や生理周期が安定し、排卵もスムーズに行われます。生理周期に合わせてイライラや食欲増進、心身の不調を感じることもありますが、ホルモンバランスが最も安定している時期です。
35歳(30代/アラサー)
35歳になると、女性ホルモンが最も活性化する時期ですが、生理周期やホルモン分泌量が変化し始め、体力の衰えや経血量の減少が感じられるようになります。
女性に特有の病気のリスクが高まる年代の方へ、体調や違和感に気をつけていただきたいと思います。
たとえ些細な症状でも気になることがあれば、専門の医療機関を受診してくださいね。
40代に入ると、子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫などのリスクが高まることがあります。更年期に差し掛かる42歳の方は、月経不順や月経量の減少などの症状が現れることがあります。
更年期症状は個人によって異なりますが、つらい場合は医師の診察を受けることも考えてみてください。
50代に差し掛かる49歳の方は、閉経を迎える時期でもあります。
ストレスや疲れをしっかりとケアしながら、自分の体調に気を遣うことが大切です。
加齢によって体力が衰える中、若々しさを保つためには筋トレが重要です。
女性ホルモンの変化による筋肉の減少を予防するためにも、定期的な筋トレを続けてみてください。
加齢による筋肉量の低下は避けられないと諦める必要はありません。どんな年齢でも筋肉は維持・増加させることができるので、積極的な取り組みが大切です。
すぐに効果が現れる訳ではないですが、30代の頃から毎日コツコツとトレーニングを続けることで、いつまでも若々しい体を維持することができます。
女性の基礎代謝量は閉経前後に急激に低下し、この時期には脂肪の分解機能も低下する傾向があります。
そのため、筋トレを通じて基礎代謝を向上させることは、脂肪の蓄積を抑える上で重要です。
美しい姿勢を保ちたいなら、若い頃から背中や足腰などの抗重力筋を鍛えることが大切です。
特に、脊椎起立筋、腹直筋、大殿筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋を鍛えることで、60代以降でも美しい姿勢を維持することができます。
また、加齢と共に気になるのが顔のたるみです。
30代以降、コラーゲンやエラスチンの生成が低下し、表情筋も衰えていくため、疲れ顔や老け顔が目立つようになります。さらに、長時間のマスク着用も顔のたるみを促進する要因です。
顔全体のたるみやシワを予防するためには、30代から顔ヨガを実践して表情筋を鍛えることが有効です。口元や顔の筋肉を意識してトレーニングすることで、若々しい顔を維持することができます。
顔ヨガは、顔の様々な部分にアプローチすることができます。
例えば、おでこ、目の周り、頬、口周り、フェイスライン、そして顎から喉の上部の筋肉などです。
顔ヨガの効果には、ほうれい線の予防、まぶたのたるみの予防、目の下のむくみやまぶたの腫れ感の解消、血行促進による顔のくすみ解消、リンパの流れを促進して肌荒れを改善・予防する効果、二重顎の解消などがあります。
腸腰筋トレーニングは、足腰の強化だけでなく、腰痛の改善や反り腰の解消にも効果的です。
腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ位置にある筋肉で、歩行をスムーズにする役割を果たしています。
加齢とともに柔軟性が失われやすいため、定期的なトレーニングが重要です。
腸腰筋にアプローチするトレーニングの一つに、イスに座った状態で脚を上げるトレーニングがあります。このトレーニングは、運動が苦手な方でも簡単に行うことができるので安心です。
また、腸腰筋を鍛える他のトレーニング方法もあるので、興味がある方は詳細をチェックしてみてください。
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椅子に座った状態で脚を上げる際のポイント
椅子に座る際には、背もたれに身体を預けずに、背中の筋肉を使って自立するようにしましょう。
脚を上げる際には、背中を丸めないように気を付けてください。骨盤を正しい位置にした状態で行うと、バランスを取りやすくなります。
女性の体は年齢とともに変化していくものですが、それは神秘的で素晴らしいことです。
自分自身といつでも新しい出会いがあることにワクワクするような気持ちでいたいですね。
若々しく元気でいるためには、毎日の筋トレを継続する習慣を身につけることが大切です。