贅肉を落とす方法にはいくつかのポイントがあります。
身体に贅肉がつくと、全体的に見た目がだらしなくなってしまいます。
健康と美容のためにも、出来るだけ贅肉を落としたいものです。ここでは、身体に蓄積した脂肪を減らす方法を紹介します。また、その脂肪が蓄積する原因についても説明しますので、理想の体型を手に入れたい方はぜひ参考にしてください。
贅肉と呼ばれる脂肪は、大きく分けて「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の二つに分類されます。
それぞれの特徴を理解し、身体についた贅肉がどのタイプの脂肪なのかを認識しましょう。
内臓脂肪は、お腹の中の臓器周りに脂肪が蓄積する状態のことを指します。
お腹周りに脂肪が増える傾向があり、この内臓脂肪はメタボリックシンドロームの診断基準の一つとされています。内臓脂肪がたまると、生活習慣病のリスクが高まるため、生活習慣を見直したりダイエットを行なうことが重要です。
おおまかな目安として、男性が腹囲85cm以上、女性が90cm以上の場合は、内臓脂肪が蓄積されている可能性があります。
一方、
皮下脂肪は皮下組織に付着する脂肪のことを指します。
皮下脂肪は女性に多く、下半身に蓄積しやすい傾向があります。
この皮下脂肪が多いと、いわゆる"洋ナシ型肥満"と呼ばれる下半身が丸くなった体型になってしまいます。皮下脂肪は内臓脂肪よりも減らしにくいので、
コツコツとダイエットを続けることが大切です。
皮下脂肪型肥満が月経異常や睡眠時無呼吸症候群、関節痛などの原因となることもあります。
身体に脂肪がつく原因は複数あります。
贅肉がつく可能性が考えられる原因を4つ挙げますので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
脂肪がつきやすくなる理由についてお話しします。
食生活の乱れやカロリーオーバー、つまり
食べ過ぎが原因です。人はそれぞれ適正なカロリーがあり、それを超えると脂肪がたまります。
脂肪を落としたい方は、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを考えることが重要です。自分の適正カロリーを知りたい方は、BMIを計算してみましょう。
偏った食生活も脂肪をためやすくしますので、栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。
また、たんぱく質や炭水化物、脂質は必要な栄養素ですが、摂りすぎると太りやすいと言われています。
運動不足も脂肪の原因です。運動をして脂肪を燃焼させることが大切です。
そして、
睡眠不足も肥満の要因の一つです。体重や体型を変えるには時間がかかりますが、健康的な生活を送るためには頑張ってダイエットに取り組みましょう。睡眠時間だけでなく、質の良い睡眠も大切です。
ストレスは、肥満ややせの問題を引き起こす可能性があります。
急性のストレスでは食欲が低下し、慢性的なストレスではストレスホルモンが脂肪蓄積を促進するため、ストレス管理は重要です。ストレスの影響で過食や暴飲が起こり、それが脂肪の蓄積につながる場合もあります。
過食傾向がある方は、ストレスに対する意識を高めて生活習慣を見直す必要があります。
贅肉を落とすためには、以下の4つのポイントが重要です。
まず、
食生活を見直すことが大切です。健康的な食事を心がけ、栄養バランスの取れた食事を摂ることが肝要です。次に、
運動習慣を身に付けて脂肪を燃焼させましょう。無理なく続けられる運動を見つけ、有酸素運動を取り入れることが効果的です。
規則正しい生活リズムを整えることも大切です。起床時間や就寝時間を決めることで、生活リズムを整えることができます。入眠前の行動にも気を配り、カフェインを摂取しないようにするなど
睡眠環境を整えましょう。ダイエットの成功には規則正しい生活が欠かせません。
カフェインは利尿作用があるため、睡眠中にトイレに行きたくなり、そのために中途覚醒する可能性があります。
また、寝酒としてアルコールを摂取している方もいらっしゃいますが、これも中途覚醒の原因となるため、極力控えていただくことをおすすめします。さらに、テレビを見ることも眠りを妨げる原因になることがあるので、就寝前の視聴は控えるようにしてください。
ストレス発散を定期的に行うことも重要です。ストレスが過食や肥満につながらないように、意識的にリフレッシュすることをお勧めします。
運動をすることもストレス解消に役立つと言われています。
ただし、体力に見合わない激しいトレーニングは疲労を増やす可能性があるので注意が必要です。また、無理に体を動かすことはストレスになることもあるため、程々の運動量を心がけてください。
呼吸を意識することもストレス軽減に効果があります。呼吸が浅くなりがちな方は、定期的に深呼吸をしてみてください。
笑うこと、歌うこと、気持ちを吐き出すこともストレス解消につながります。
ストレスは目に見えないものですが、定期的にリフレッシュして心と体のバランスを保つことが大切です。
脂肪を落とすためには、欠かせないのが運動です。健康を維持するためにも、運動習慣を身につけることが重要です。
贅肉を落とす効果が期待できる運動として、以下の4つを紹介します。是非試してみてください。
ウォーキングは有酸素運動の一種です。足腰に負担がかからないため、誰でも始めやすく、性別や年齢、体力に関係なく取り組める運動です。有酸素運動は継続する時間が長いほど脂肪燃焼効果が高まるので、20〜30分のウォーキングから始め、徐々に距離や時間を伸ばしていきましょう。
サイクリングも有酸素運動の一つです。
歩くよりも自転車で移動することが好きな方は、ぜひ取り入れましょう。
サイクリングは、景色を楽しみながら運動できるので、とても楽しいです。自然豊かな場所で行うと、四季折々の美しい景色を堪能しながらサイクリングを楽しむことができます。
天気が悪い日は、ジムのマシンを利用することもできます。サイクリングで脂肪を燃焼させたい方は、20分以上続けて行いましょう。
スクワットは、お尻や太ももなどの大きな筋肉を鍛えるトレーニングです。
これにより、基礎代謝が上がる効果が期待できます。
ただし、正しいフォームで行わないと、効果が薄れたりケガをする可能性があるので、注意が必要です。スクワットを行う際は、正しいフォームを確認してからトレーニングを行いましょう。初心者でも挑戦しやすいトレーニングなので、贅肉を落としたい方はぜひ試してみてください。
クランチは、腹筋を鍛えるトレーニングの一つです。
腹筋を鍛えることで脂肪燃焼効果が期待できるため、贅肉を減らしたい方におすすめです。お腹周りを引き締めたい方も、クランチは効果的です。基本のクランチの方法は以下の通りです。
仰向けに寝転がり、膝を曲げて立てます。太ももは床に垂直になるように足を閉じます。両手を頭の後ろで組みます。両足を軽く浮かせ、背中を丸めながらおへそを覗き込むように体を持ち上げます。
●
脂肪を燃焼させる効果が期待できるエクササイズを紹介します。まずは、足を上げたままで、頭が床につかない程度の状態まで体を戻します。この動きを10回3セット行うことを目安にしてください。
●
脂肪を減らすためには、食生活を見直し、運動習慣を身につけることが重要です。カロリーを消費したい方は、積極的に体を動かすよう心がけましょう。運動が続かない場合は、ジムに通う方法もおすすめです。ジムでは、同じように頑張っている人がたくさんいるので、モチベーションが上がりやすいでしょう。