ダイエット中でも安心して飲める低カロリーなお酒はありますか?
ボディメイクを目指している人にとって、お酒は天敵とも言える存在です。
しかし、お酒が好きな人にとっては、ダイエット中の禁酒はつらいものです。
多くの人がダイエット=お酒を断つことで痩せると考えているかもしれませんが、実は、お酒が太る原因ではありません。実際にはお酒以外の要因が太る原因だそうです。
今回は、ダイエットに適した低カロリーなお酒や、ダイエット中でも楽しんで飲むためのコツをご紹介します。
まず、『お酒を飲みすぎると太る』と言われますが、実はお酒そのものが太る原因ではありません。
ダイエット中は禁酒しなければならないと思っている人も多いと思いますが、実際はアルコールそのものが直接的に太る原因となるわけではありません。ダイエット中、特に注意が必要なのはおつまみです。お酒には『食欲を増進させる作用』があり、「お酒を飲むとつい食べ過ぎてしまう」とか「飲み終わった後にラーメンを食べたくなる」といった現象が起こるのもそのためです。飲み過ぎると食欲抑制が効かなくなりますので、適量を守ることを心がけてみてください
適量とはどのくらいなのでしょうか?
厚生労働省によれば、1日の摂取量としては、平均純アルコールで約20ml程度が節度あるアルコールの摂取量とされています。
これに基づくと、
ビール1缶(500ml)、ワイングラス2杯(200ml)、日本酒1合(180ml)が飲酒量の適量の目安となります。
お酒の飲みすぎは、美容面だけでなく肝臓にも負担をかけ、健康に害を及ぼすこともあります。
ダイエット中だけでなく、その他の場合でも適量を守ることを意識してください。
太りにくいお酒にはどのような特徴があるのでしょうか?
「ダイエットに向いていると言われているのは、蒸留酒です。代表的なものとしては、ウイスキーや焼酎などがあります。一方で、糖質が多いのは醸造酒です。
適量を守りながら、低カロリーなお酒を楽しむことができれば、ダイエット中でもお酒を楽しむことができるでしょう。
ビールや日本酒は、太りやすいお酒の代表とされます。
ダイエット中の方におすすめなのは、蒸留酒をベースとしたハイボールや焼酎割りなどです。
これらのお酒は、カロリーを抑えたものが多く、ダイエット向きと言われています。
一方、一般的な醸造酒は、糖質が多い傾向がありますが、種類によって糖質の量は異なります。
例えば、ビールの場合、350ml缶で約10.9gの糖質が含まれますが、赤ワインのグラス1杯ならば1.5~2g程度です。
このように、ワインは他の醸造酒に比べて糖質がかなり少なく、それに伴ってカロリーも低めになります。したがって、ダイエット中でもワインを選ぶことで、摂取する糖質やカロリーを抑えることができます。
赤ワインには、
ポリフェノールという成分が含まれており、この成分には抗酸化作用があります。
そのため、適量の赤ワインの摂取は健康に良い影響を与えるとされています。
だし、お酒を飲み過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、ワインを例にとると、一度にグラス2杯程度を目安に楽しむことが推奨されます。
ハイボールは、ウイスキー50mlと炭酸水150mlを組み合わせたお酒です。
一人前分量でのカロリーは117kcalであり、
糖質と炭水化物は0gです。
ウーロンハイは、焼酎70mlと烏龍茶110mlを使用して作られるドリンクで、一人前分量でのカロリーは101kcal、糖
質と炭水化物はそれぞれ0.1gです。
レモンサワーは、焼酎80mlとレモン果汁15ml、炭酸水105mlを混ぜたカクテルです。
一人前分量でのカロリーは119kcalであり、
糖質と炭水化物はそれぞれ1.3gです。
緑茶ハイは、焼酎70mlと緑茶110mlで作られ、一人前分量でのカロリーは103kcal、
糖質と炭水化物はそれぞれ0.2gです。
ソルティドッグは、ウォッカ45mlとグレープフルーツジュース60mlで作られるカクテルで、一人前分量でのカロリーは113kcal、
糖質と炭水化物はそれぞれ5.2gと6.2gです。
芋焼酎(ストレート)は、芋焼酎60mlをそのまま飲む飲み方で、一人前分量でのカロリーは86kcalであり、
糖質と炭水化物は0gです。
同様に、
麦焼酎(ストレート)は麦焼酎60mlをそのまま飲むもので、一人前分量でのカロリーは122kcalであり、
糖質と炭水化物は0gです。
ウイスキー(ストレート)はウイスキー30mlをそのまま飲むもので、一人前分量でのカロリーは70kcalであり、
糖質と炭水化物は0gです。
赤ワインは、赤ワイン100mlで計算すると、一人前分量でのカロリーは68kcal、糖
質と炭水化物はそれぞれ1.5gです。
白ワインも同様で、白ワイン100mlで計算すると、一人前分量でのカロリーは75kcal
、糖質と炭水化物はそれぞれ2gです。
以上がお酒の種類とそれぞれの一人前分量での栄養成分です。
また、飲み過ぎには注意が必要であり、特にビールや日本酒、梅酒などは飲み過ぎるとカロリー摂取量が多くなるため、健康管理に留意する必要があります。
また、女性に人気のカシスオレンジやカルーアミルクなどは、リキュール自体に砂糖が多く含まれていることがあるため、ダイエット中の方は摂取を避けた方が良いでしょう。
■ビールは、一人前分量で195kcalのカロリー、15.5gの糖質、15.5gの炭水化物が含まれています。また、ビール500mlで計算すると、184kcalのカロリー、6.5gの糖質、6.5gの炭水化物になります。
■日本酒は一合180mlで計算すると、184kcalのカロリー、6.5gの糖質、6.5gの炭水化物が含まれています。
■ジンジャーハイボールは、ウイスキー50mlとジンジャーエール150mlを合わせた量で計算すると、186kcalのカロリー、16.6gの糖質、17.4gの炭水化物が含まれています。
■カシスオレンジは、カシスリキュール50mlとオレンジジュース150mlを合わせた量で計算すると、150kcalのカロリー、22.3gの糖質、22.6gの炭水化物が含まれています。
■カルーアミルクは、牛乳120mlとカルーア30mlを合わせた量で計算すると、160kcalのカロリー、18.2gの糖質、19.1gの炭水化物が含まれています。
■ジントニックは、ジン48mlと炭酸水102mlを合わせた量で計算すると、167kcalのカロリー、10.2gの糖質、10.2gの炭水化物が含まれています。
■梅酒(ストレート)は、梅酒90mlで計算すると、140kcalのカロリー、18.6gの糖質、18.6gの炭水化物が含まれています。
■モヒートは、ラム酒45ml、ライム15ml、ペパーミント葉5ml、ガムシロップ10ml、炭酸水100mlを合わせた量で計算すると、143kcalのカロリー、8.6gの糖質、9gの炭水化物が含まれています。
これらのお酒のおつまみには、揚げ物や濃い味つけで炒めたものよりも、素材の旨味を生かしたシンプルなものを選ぶことがベターです。
おつまみの王道・枝豆は、たんぱく質は豊富ですが、糖質が意外と多いので食べ過ぎには注意が必要です。
冷奴はシンプルで美味しく、ネギや生姜、きゅうりなどの野菜をトッピングすることでヘルシーになります。
焼き鳥は香ばしい味わいが特長ですが、脂身の多い部位を避けて、モモやササミなどを選び、味付けはシンプルに塩で行うことがおすすめです。
だし巻き卵は、出汁を加えることで旨味がたっぷりと詰まった料理です。シンプルながらもほっとする味わいです。
お刺身は、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。脂身が多いサーモンや中トロよりも、あっさりとしたイカや白身魚を選ぶことがおすすめです。
冷やしトマトは抗酸化作用があり、ダイエットに最適です。シンプルな味わいが旨味を引き立てますが、適量を心がけることが重要です。
最後に、「飲み過ぎないことがダイエットにおいて一番大事」です。お酒は適量を守って楽しく飲みましょう。